設計事務所の仕事の進め方

住宅や小規模建物について業務の基本的な流れを説明します。

建築相談

建築の設計とは、新築やリフォーム等について、相談に来られた方に対してご要望・関連法規・周環境・予算などを考慮し、図面・模型・CGを用いて進めていきます。
施工会社の選定ポイント、融資、支払いの方法、時期などについてもご説明します。

設計業務

面談

はじめにお会いし、直接顔を見ながらお互いのものの考え方や生活の事など色々お話しさせて頂き、設計を進めていくかどうかお互いに判断します。
設計を進めることになれば、ご依頼の物件調査をし、ご要望をうかがい計画案を作成します。

基本設計

設計監理契約をしていただき、より具体的な作業にうつります。図面やスケッチ、模型などで検討をなんども繰り返し、基本設計をまとめます。

実施設計

計画案を意匠、構造、設備等工事見積もりができる図面を作成します。細部の図面や資料により図面枚数も多くなります。

申請業務

工事見積り

施工者からの工事費見積もりを査定し、適正か否かを確認します。打ち合わせを重ねて作成した設計図は、工事内容を表現するものです。
これらを複数の施工会社に設計図を提示し、見積もり依頼をすることにより、入札を行うことも出来ます。
万が一、予算が合わない場合は、仕上げや設備のグレード、工事範囲の縮小などの設計変更を検討し、請け負い金額を決定します。
入札した場合の建築工事費に設計料分以上の価格差が当然のように発生することを考えると、トータルの費用としても設計事務所を使う方が理想だと考えております。
勿論、出来上がりの質も格段に向上します。

工事監理

工事着手

施工会社と工事請負契約をしていただき、工事を着手します。
工事着工後は工事監理を週1~2度行きます。工事の難度や竣工近くなれば現場に行くことが多くなりす。
工事監理は、私共が契約書や実施図面にそくして工事が行われているかチェックし不適格なところは手直しを指示します。
実施設計で決まっている各部仕上げのサンプルなどを見ていただき、色なども最終決定します。

工事完了

完成時に私共で完了検査を行います。設計、現場指示通りに建物が出来ているかチェックし、すべての 検査、手直し終了後、改めて施主の引き渡し検査を行い、不備があれば手直を指示します。

完成引き渡し

各工事担当者から設備機器等の取扱い説明をします。各保証書、竣工図等の書類をお渡しします。

メンテナンス

完成後の不具合等については、随時相談、検討し、速やかに対処いたします。
必要に応じて施工業者と立ち会い検査をいたします。
設計事務所が設計することは、施主と一生付き合うということです。

設計・監理料

建物の用途と建築費により決まります。
住宅の新築の場合で建築費の6~12%ぐらいになります
ケース・バイ・ケースで設計報酬は対応していきますが、規模・工事費が高くなれば料率は下がります。

お支払い時期

 契約時    
 設計・監理料の10%
 基本設計終了時
 設計・監理料の30%
 実施設計終了時
 設計・監理料の30%
 建物上棟時  
 設計・監理料の15%
 建物引き渡し時
 設計・監理料の15%